健康診断で血糖値やHbA1cが高いと言われた時

健康診断で血糖値が高い場合、糖尿病が疑われます。具体的には、血液の検査でわかる血糖値HbA1c(ヘモグロビンA1c)が基準値より高いかどうかで診断します。

・血糖値とは、血液の中の糖分(ブドウ糖)の濃度(濃さ)のこと。健康な人の血糖値は食事の前の空腹時で70~110mg/dLぐらいです。食事をとり、胃腸で食べ物を消化吸収し、ブドウ糖が血液の中に入ってくると、血糖値は高くなります。しかしそれでも、上限は140mg/dLぐらいです。血糖値がこれよりも高い状態を「高血糖」といいます。

・HbA1c(ヘモグロビンA1c)は、約1~2ヵ月前の血糖コントロール状態を反映する指標とされ、血糖値が高い状態が続くとHbA1cは上がり、血糖値が低い状態が続くと下がります。一般的な基準値は日本糖尿病学会により4.3~5.8%と定められています。

次のうち、どれか1つでも満たした方は、糖尿病の疑い(糖尿病型)です。糖尿病型には、下記以外の基準もあります(図参照)。

  • 空腹時血糖値(10時間以上絶食後の、早朝空腹時の血糖値)126mg/dL以上
  • HbA1c 6.5%以上

「糖尿病型」が同日または別の日に2つ確認されると糖尿病の診断となります。
「糖尿病型」をみとめた方は、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。

糖尿病|大川医院 春日部 (ookawa-clinic.com)

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